【新唐人2015年05月09日】中国のネットで偽ブランド品が横行しているのは有名です。当局も取り締まりのポーズを見せていますが、一掃されていません。実は、中国の国有銀行がその悪質行為を支えていました。
当局はサムソナイトやデルセーなど、偽ブランド品を壊して、取り締まりキャンペーンを行いました。中国で偽ブランド品がはびこる背景には、中国銀行など多くの国有銀行の存在があります。
AP通信によると、それらの国有銀行は、偽ブランド品の業者から違法な利益を預かり、世界範囲に移しています。
国際反模倣品同盟(IACC) バチス総裁
「これは世界的な問題で、非常に顕著な問題です」
恐らく2015年は、偽ブランド品の利益が1兆8000億ドル、日本円で215兆円を超えると見られます。偽ブランド品のウェブサイトは正規品のサイトに酷似しているうえ、破格の安値で売っています。
しかし偽ブランド品の業者を調べるのは至難の業です。一方、中国の銀行は中国の法律を盾に取って、業者に関する情報の提供や、業者の資産凍結を拒否しています。
国際反模倣品同盟(IACC) バチス総裁
「中国の銀行はハイリスクの客でも、高利益が得られるため取り引きし、果たすべき責任を果たしていません」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/05/09/a1195951.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/萩野 映像編集/李)